火. 4月 23rd, 2024

不動産投資は怖い、リスクが大きい、失敗したら破産だ。

こういったネガティブな印象を持つ方のほとんどは、不動産投資の未経験者の方なのです。

確かに不動産投資は数百万、数千万円の資金が動くため、失敗すると大きなマイナスを背負うイメージにつながるのかもしれません。

ではどうなれば、不動産投資の失敗といえるのでしょうか?

不動産投資は土地・建物という不動産資産を買って運用しますので、これらの資産価値が大幅に減少した場合が失敗となるのでしょうか?

それでは「不動産投資はこうすれば失敗する」ことに焦点当てて考察していきたいと思います。

セミナー講師の言葉とは?

 

不動産投資セミナーに登壇する何人かの講師と会話をする機会があり、彼らの会話の中で気付いたことがありました。

それは投資初心者に共通するイメージが先に書いた「不動産投資は怖い、リスクが大きい、失敗したら破産だ。」ということなのです。

そしてこのネガティブなイメージがあるため、不動産投資に踏み切れないでいる方が非常に多いとのことでした。

こういった方に対して、彼らがよく使うフレーズに「不動産投資はスーパーに買い物に行くくらいたいしたことではない。」「不動産投資のリスクは町中を歩いていて瓦が飛んできて怪我をするくらいの確率でしかおこらない」などがあるようです。

まだまだありましたが、ニュアンス的には同じようなものが大半でしたので、特に印象に残った2つを紹介させて頂きました。

文面通りに解釈して行動する方はいないと思いますが、これらの言葉の裏側に隠れていることが不動産投資の失敗に関連していると私は感じました。

ひとつひとつ紐解いて見ると…

品質・信頼・安心があれば?

まず「不動産投資はスーパーに買い物に行くのと変わらない。」ですが、もちろん不動産を購入するのとスーパーの買い物が同じわけありません。

これくらいの気持ちで不動産投資は始めることができるということを示唆していて、ハードルの高さを取り払うための言葉なのでしょう。

もっと突っ込んで言えば、あなたが品質を信頼するスーパーで安心して買い物はできますか?ということが、この言葉の裏側に隠れている意味なのではないでしょうか?

ここには品質・信頼・安心というキーワードがありますが、こういったスーパーで買い物をするにはそれなりの調査と経験が必要になるのです。

同様に不動産投資においても、品質・信頼・安心に値する相手から投資物件を購入すれば、失敗は少ないという解釈ができるのではないでしょうか?

リスクって何?

では「不動産投資のリスクは町中を歩いていて飛んできた瓦で怪我するくらいの確率」はどうでしょうか?

そのまま解釈するとこのことが起きる確率は恐ろしく低いことになります。一生のうち起こらない場合のが方が圧倒的に多いくらいです。

投資ローンの延滞率が0.5%未満という実際のデータをみても、やはりリスクが低いことが証明されています。

例えば株であれば価値がゼロになることはあります。しかし不動産の場合、天災や事故により資産価値が下がる可能性はありますが、リスクに対する対策をすることでかなりのリスクを軽減することができます。

具体的には天災による被害に対しては保険、室内の事故については保険または連帯保証人を確保することでリスクヘッジになります。

つまりネガティブなイメージは、リスクヘッジに対する知識が足りないことで生じているだけで、どういった対策があるかを知れば実は不安に感じることは少ないことがわかるのです。

だからこういったマイナスイメージを持つのは、不動産投資の未経験者の方が多いのはないでしょうか?

事前準備の欠如

ではどうすれば不動産投資で失敗するのか検証していきましょう。

実に単純なことなのですが、投資に対する何の努力も勉強もなく投資をスタートすれば、簡単に失敗できるでしょう。

例えば「適当な物件選び」が考えられます。

「勧められた物件を調査なく購入した」「断りきれずに物件を購入した」「その場の勢いで購入した」などが該当します。

これらに共通するのが、投資に対する事前準備が不足していることです。

この事前準備とは物件選び、調査方法、資産価値、資金計画、運用方法など不動産投資全般の知識を習得することです。

こういった最低限必要な不動産投資を始めるための知識を持たずに、スタートすれば一気に失敗の確率は上がります。

逆を言えば、こういった事前準備をしっかり行えば、失敗の確率を下げることができるのです。

セミナー、ネット、書籍

不動産投資の知識を得る方法はさまざまあります。

セミナー、ネット、書籍、どれでも有益な情報を得ることができるでしょう。

問題は集めた情報を正しく理解して、正しく実践に活かせるかどうかが重要なのです。

特に失敗事例、成功事例は役に立つ情報があるでしょう。

投資で失敗した実例を反面教師として、成功した体験をケーススタディとして、多くのことを学ぶことができるでしょう。

つまり不動産投資とは、事前準備により失敗の確率を上げることも下げることもできるのではないでしょうか?